「海老入りの靴下はあるか、それをよこせ」
「ありません。海老入りの靴下はございません」
「なんだと!用なしだ!海老入りの靴下を売らないおまえなんて用なしだ!」
「うわやめて」
「あ、あ、ああ、あにじゃぁぁ!(助けに行くか?無理だ!ヤツはチェーンソーを持っているんだぞ。あのチェーンソーでチューインガムみたいにされたいのか!無理だ!助けに行けない!)」
「ぎゃぁぁぁぁ」
「あにじゃぁぁ!!!よ、よくも俺の兄を・・。許さんぞ(あいつまだ俺に気づいてないぞ。逃げるなら今のうちじゃないか?そうだ、うん。チェーンソーで追いかけられたら嫌だよ。みつからないうちに逃げよう。逃げるんじゃないぞ。戦略撤退だ。)」
「なんだおまえは!」
「みつかった!はやくにげよう!」
「(俺はいま考えている!ついなんだおまえはと言ってしまったけど実は誰も見つけてないんだ。もし誰もいなかったらかっこ悪いけどだれもみてないんだから別にかっこ悪くないよね。でももし誰か隠れてて一部始終を聞いたうえで俺が「なんだ気のせいか」なんて言ったらそれこそ笑いものだからここは気づいてるフリをしよう)いつまでこそこそしているつもりだ!」
「なにもきこえないなにもきこえない!!」
「(し、しまった。俺は大変なことに気づいてしまった!もし誰かが隠れていて今も隠れているならいいが俺の第一声で驚いて逃げ出したとしたらさっきの言葉はアホみたいだ!しかも逃げ出したやつに聞かれた可能性が高い!!どうする、どうする俺LifeCard)」
「ここまでくれば・・ハッ!俺はなんてことを・・兄を見捨てて一人で逃げ出すなんて・・
あ、あれは!あれならチェーンソーに勝てる!!がちゃごそごそちゃりーんもしもし警察ですか」