火星人「あーどうしよう」
火星人「いきなり解雇だもんなー・・」
火星人「畜生あのピロリ野郎・・あー職がないよー
こんなにお金に困るんなら、会社からなんかパクってくればよかった。」
火星人「はぁ・・こっちは善意でやったのにさぁ・・
間違えて庭に海老の養殖場つくったぐらいで・・・・」
火星人「しかし腹減ったなー。海老一匹持って来ればよかったよ・・。」
火星人「うー・・仕事ありませんかー？仕事どころか誰もいねぇ・・」
火星人「火星も不景気だからなー
このご時勢じゃあ地球にいっても仕事みつかんないだろうし。」
火星人「なんか落ちてないかな。あ！・・なんだマヨネーズか・・。
調味料があってもなぁ・・いや、瀬に歯は変えられん。」
		火星人、マヨネーズを食べようとするが、何かに気づいて飛びのく。
		銃声。ニンジンがあらわれる
にんじん「チッ！獲物がかかったと思ったら、火星人か。しかしセにハは変えられん。」
火星人	「ちくしょう！罠か！」
にんじん	「え、罠！？どこ！？」
火星人	「・・」
にんじん「！ハッハッハ！そうだ罠だ！！」
火星人	「とりあえずマヨネーズ食べよう」
にんじん	「あっ！ちょっと、まてよお前！勝手に食べるなよ！」
火星人	「知るか」
にんじん	「俺のマヨネーズだよ！貴重な食糧なんだから！」
火星人	「え、あ、うん。えーとね。俺が、マヨネーズを食べるでしょ。
で、そしたらマヨネーズを食べた俺を、お前が食べる。
そうすればマヨネーズも俺も、食べれるわけだ。」
にんじん「ああ、なるほど。そうだね。」
火星人	「あ、じゃあちょっとあっちのほうで食べてくるわ
あのー・・俺、あのーシャイだから。ちょっと人に見られると
食べにくいかなーみたいな」
にんじん「あ、うん」
火星人	「はいじゃーねー。」
にんじん「うんまたねー」
火星人	「…」
にんじん	「…」
火星人	「。。。」
にんじん	「あれ、もしかして騙された？」
火星人	「あ、気のせい気のせい」
にんじん	「あ、気のせいか。」
火星人	「・・」
にんじん「ちょっとまてよ！」
火星人	「な、なんやねん」
にんじん「お前がマヨネーズ食べちゃったら調味料がなくなるだろ！
生で火星人食べれないよさすがに」
火星人	「生のほうがおいしいよ、いっぺん試してみろよ」
にんじん	「ん？そうか」
火星人	「うん」
にんじん	「じゃあさっそく」
火星人	「ああああっっ、と、ちょっとまて」
にんじん	「え？」
火星人	「ほら、ね、俺が、マヨネーズ食べるからさ。
　先に食べられたらマヨネーズ食べれなくなるだろ？」
にんじん	「それもそうだな」
火星人	「え？あ、うん。」
にんじん「……」
火星人	「……」
にんじん	「はやく」
火星人	「あ、うんうん。食べるよ。」
にんじん	「まだかなー・・」
火星人	「……はぁ・・」
にんじん	「おそいなー・・」
火星人	「・・実はさあ、あの、ここだけの話なんだけどさ、」
		火星人、空気に話しかける
火星人	「あの、なんていうか、そんなに好きじゃないんだよね・・マヨネーズ
いや、あの、ていうか、んー・・ちょっと・・食べれないんだよなマヨネーズ・・
いや、ね？マヨネーズはちょっとなぁ・・けちゃっぷならよかったんだけど・・
いや、ケチャップチューブまるごとっていうのもちょっときついけど・・
マヨネーズはなぁ・・ああどうしよう・・」
にんじん	「ひまだなー　しりとりでもするか」
火星人	「うん。空腹。空腹なんだけどさ、だからなおさらきついんだよなぁ・・
うーん・・やっぱだめだ・・！」
にんじん「マヨネーズのズからだな」
火星人	「どうすればいいんだ！神様！！神様、どうすればいいんですか！！」
にんじん	「ズ・・ズ・・えーと・・ズ・・ゾ・ゾ・・ゾ・・・ゾンビ・・ゾンビ！」
火星人	「ゾンビ！？そうか！ゾンビになったフリしてうまくやりすごそう！
なんて名案なんだ。神様ありがとう！」
にんじん	「あれ？なんでゾなんだ？おかしいな。まいっか。ビ、ビ・・」
火星人	「あーゾンビになっちゃったー」
にんじん「び・・。あ！」
火星人	「どうしようゾンビになっちゃたよー」
にんじん	「うわぁゾンビになってる！」
火星人	「あーゾンビになったせいで食べてもおいしくなくなちゃったよー」
にんじん	「たべてもおいしくなさそうだな。もういいや」
火星人	「ニヤリ」
にんじん	「しりとりのつづきでもするか。び、美容」
火星人	「こそーりこそーり」
にんじん	「びよう・・「う」か・・ん、まてよ美容？」
火星人	「こそーり」
にんじん	「ちょっとまてよお前！」
火星人	「そこのお前！止まれ！」
にんじん	「おまえだよ！」
火星人	「え？ぼくゾンビだけど」
にんじん	「おまえ本当はゾンビじゃないんじゃあないのか！？」
火星人	「なにいってるんだい」
にんじん	「だってお前、ゾンビなのに肌がスベスベじゃないか！！」
火星人	「！し、しまったーー！！」
にんじん	「さては俺を騙したな！」
火星人	「ち、ちがうんだ、あの、その、えーと・・だから・・り、り、り」
にんじん	「・・り？」
火星人	「りんご！！」
にんじん	「ビクッ！」
火星人	「り、りんご？あの、りんごは・・あの、こ、口臭・・口臭にね、」
にんじん	「えーと、うん。ああ、りんごは、口臭に、ね。」
火星人	「口臭・・あ、うん。そうなんだ。それじゃあね。」
にんじん	「ああ、うん。じゃあね」
火星人	「……」
		にんじん、火星人を後ろから襲おうとする
にんじん	「……」
火星人	「あ、10円」
にんじん	「スカッ！」
火星人	「うわぁ！なにやってんすか！？」
にんじん	「いちにっさんしっ」
火星人	「なんだ素振りか。」
にんじん「そうなんだ。あの、大会が近いから」
火星人	「がんばってくださいね」
にんじん	「ああ、うん。がんばるよ」
火星人	「…」
にんじん	「そうじゃねぇよ！てめぇ食わせろ！！」
火星人	「え？ちょ、ま・・」
にんじん「良く考えたらお前食べた後でマヨネーズ食べればいいんじゃねーか」
火星人	「いや、でも」
にんじん	「問答無用だ！！」
火星人	「あの、10円どうぞ！！」
にんじん	「どうも　ポイッ」
火星人	「ああ！俺の10円！！」
にんじん	「ハッハッハ！ざまあみろ！」
		にんじん、10円を踏みつける
火星人	「10円――！！や、やめろ！そいつは関係ない！
わかったよ！秘宝のありかを教えるから！」
にんじん「はじめからそうすればいいものを・・それで、どこだ？」
火星人	「あっち」
にんじん	「あっちか。うん。……」
火星人	「いや、あっちだって！！早く！ほら、秘宝逃げちゃうよ！」
にんじん	「あの、いい加減疲れたからさ、大人しく食べられろよ」
火星人	「ま、まあそうおっしゃらずに……」