俺の脳髄には爆弾が仕掛けられている。俺は怖くないしちょっと気持ち悪いけど爆発したって平気、でも爆弾が爆発する前に俺の周りのたくさんの人々に迷惑が掛からないようにしたり宿題を終わらせたりしなくちゃならない。目覚まし時計を止める暇なんてないんだ。

家を出たら北極海から遊びに来ていた白ペンギンのチーターが挨拶。おはよう。俺は思わず通り過ぎそうになるけどはっとして立ち止まってそんな俺を見て変な顔をしてるチーターを抱きしめた。白ペンギンの彼女はフワフワしててあたたかくて北極海の匂いがする。もう二度と会えないかもしれない彼女は驚いてフワフワして腕の置き場所に困ってるみたいだけど俺はもう迷わない。彼女からそっと離れて彼女の手をそっと握って「結婚しよう好きだ君が好きだずっと好きだ」って言った。

それから俺は小さな小さなジョンの家を蹴飛ばして中にいたジョンを引きずり出した。ジョンは敵意むき出しで俺を殺しにかかってくる「貴様の9つの心臓の二つが我の懐に」ジョンが言うことは難しくて時々一つも理解できない。が、しかし一緒にメーリーダンスを踊ればわからないことなんてなくなる。なくなるはず。俺は得意のステップでジョンをめろめろにしてお空に放り投げた。